
山を絶賛加工中です。こんにちは hito_hiraです。
今回は、スタイロフォームを加工するためのツールの考え方をお届けします。
加工する時の考察手順は
/どのような材質で、
/どのような処理で、
/どのような大きさで、
/どのような精度で、
/どの程度のコストで、
実現させるか?を考えて、それぞれにあった方法・ツール・条件を決めます。
そのため物を完成させるためには、多くのツールを使い分けていきます。
よく宣伝文句として、なんでもできるツールという言葉がありますが、
それは不適切です。
ある範囲なら、ツールの耐久性度外視で、なんとか形にできる程度だと、
理解しておいたほうが良いでしょう。
レイアウト向け(山や土台等)スタイロフォーム加工ツールは?
特徴は、
1:加工範囲が広い。20mm程度の小型から500mm以上の大型
2:板厚範囲が広い。20mmから100mm程度
3:3次元曲線がある。
4:一体材料より、板材料の積層構造体になっており、積層間は接着剤で固定
5:作業姿勢が安定しない。手を伸ばしたり、逆手になったりする。
いかがですか?
1種類のツールで全部できるのは難しいとイメージできるかと思います。
では、カテゴリー分けをして、最低限必要なツール仕様を考えましょう。
<カテゴリー分解>
1:小型と大型
2:直線形状と3次元曲線
3:定常位置と非定常位置
組み合わせで考えると全部で8通りですね(実際はもっと細分化しますが)
8種類でも大変ですので、さらにまとめていきましょう。
考え方
1:小型/直線/定常と小型/直線/非定常の共用可能。
2:直線と3次元曲線は同じツールでは不可能。
ある程度自由に変形できる刃が必要。定常と非定常は共用可能。
3:小型で大型部品を作ることは可能。しかし小型では加工範囲が狭いため、
作業効率落ちます。逆に大型が小型の加工ができるか?ですが、難しい。
ツールが大きいと加工場所に入らない可能性があります。
最終的にツールの種類は、
①小型、直線加工
⇒カッターナイフ
②小型、3次元曲線加工
⇒小型ニクロム線カッター(小型電源タイプがおすすめ)
③大型、3次元曲線加工
⇒ACアダプタータイプの大型ニクロム線カッター
になります。
では、各ツールをどこの場所で使用したかをご紹介します。

いかがでしたでしょうか?
近い場所でもそれぞれ使い分けています。
今回は題材がスタイロフォームでしたが、他のものでも考え方は応用できます。
最後にツールのご紹介をしておきます。(amazonへのリンクです。)
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そうそう、刃やニクロム線は消耗部品です。これは必要経費として割り切ってしまいましょう。
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